2006年 11月 12日
司馬遼太郎さん
「二十一世紀に生きる君たちへ」という文章。
全文を読んでみたくなり、探してみた。
司馬さんが、未来を生きる子供たちに向けて、伝えておきたかったことが分かりやすく書かれている。
その文章の中で、「いたわり」「他人の痛みを感じること」「やさしさ」ーこの3つの言葉は、もともとひとつの根から出ている。根といっても、本能ではない。だから、私たちは訓練をしてそれを身につけなければならないのである。その訓練とは、友達が転んだときに、痛かったろうなと、感じる気持ちを、そのつど自分の中でつくりあげていきさえすればよい。と、書かれていて、その3つは、本能ではないので、自分で身につけなければならないというところは、真理に思える。
そして、残念なことに、21世紀の子供たちが太陽のように輝いているという司馬さんの未来図は、今のところ想像図でしかないこと。
今、いじめている子やいじめで悩んでいる子に、ぜひ読んでもらいたいわ。
人生における大切なことが、書いてあるから。
by msreiko
| 2006-11-12 06:09
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