2006年 06月 10日
瀬戸内寂聴講演会
Mさんのお誘いを、一度寂聴さんのお話を聴いてみたいと思っていたので快諾した。
「美しいお経」という本の出版記念講演でもあり、お経の話をされるのかと思ったけれど、日頃思っておられることをユーモアたっぷりに話された。
まず、84才とは思えない声の張りとパワーにすごい方なんだと実感した。
寂聴さんの行くところ必ず晴れになるという話から、宇野千代さんの話やお寺の法話を聴きに
来られる人の話など時間いっぱい話して下さった。
無常ー常に変わらないということは無い。いい事も悪い事もずっと続くことはない。
命ー定命は分からないもの。今を切に生きることが大事。
介護をされている方が周りにいたらー月に一度でも代わって看てあげたなら、またその方も頑張れる。
最後に質疑応答の時間もあり、深刻な悩みを持つ人に一刀両断に答えられて、こちらまですっきり!爽快な気分になった。
寂聴さん自身を信心している方が多くいらっしやるのも頷ける力強い講演だった。
私も、今を頑張るしかない!と自分に言い聞かせながら生きています。
宇野千代さんも波瀾万丈の人生を送られた方ーその分、強い人なの
だと思います。最後に書かれた小説は読んでみたいです。お経と死が直結しますが、意外と生きていく上で役に立つ言葉が書かれているのかもしれません。長年残っていることを思えば、、、。