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「山田風太郎が見た日本」

番組HPよりー
BSアーカイブス HV特集「山田風太郎が見た日本 未公開日記が語る戦後60年」
番組内容
作家・山田風太郎の未公開日記から戦後60年の日本の歩みを見つめる。同世代の戦中派・三國連太郎が晩年の風太郎に扮し、朗読。戦争体験が作家に及ぼした影響を考える。
詳細
小説家・山田風太郎の、1950年から1993年に至る43年間の日記が発見された。そこには、廃墟から復興を遂げていく日本を見据える辛辣(しんらつ)な目と、終戦から数十年を経ても消えぬ戦争へのこだわりがあった。山田は大流行作家となってからも、“ある意志を持って”戦史を読み続け、“勝てるかも知れないと思い込んで”戦争を始めた人々の責任を厳しく問い続けた。初公開の日記を基に、山田が見つめた戦後日本を描く。ー

見終わって、山田風太郎さんの作家魂を感じた。
真実を記そうとする姿勢と、鋭い眼差し。
戦後の日本人は「軽薄」で「無責任」と言い、すぐに流されてしまう傾向に危機感を感じておられた。
今、民主党の党首選挙中。
風太郎さんの、心配そうに見ている顔が浮かんできた。

今朝見た「おひさま」で、満州から引き揚げて来た川原さんの「この気持ちを死ぬまで忘れない」という言葉も被った。
悲惨な体験は、そう容易く忘れられないものなのだろうと思った。
「何もなかったかのように生きる」ことに耐えられなかった人も、多かったはず。
by msreiko | 2011-08-29 12:03 | TV | Comments(0)