2005年 07月 05日
小川洋子
娘は、たべものの描写が上手いということで、田辺聖子さんと勘違いしていたらしいが、ラッキー。
小川洋子さんは、「博士の愛した数式」を読んで以来ファンになった。
文体がゆったりしていて、読むとやさしい気持になる。そんな文章が書ける洋子さん、思ったとおりのいい感じの人だった。
作家というと、個性的な雰囲気の人が多いけれど、すごーく自然体の人。
芦屋に住んでいらっしゃるそうで、ビゴのパンやさんで、ビゴさんに習ってフランスパンを焼くもようが映っていた。
パン生地も手でこねて、ふっくら焼き上がったフランスパンは、とっても美味しそうだった。
「言葉には嘘があるけれど、手しごとに嘘はないから、そういう手の動きとかをしっかり書いている」という言葉は重みがあった。作家は、上っ面だけでなく、掘り下げてものを考えるものだと実感。
「博士の愛した数式」は、映画化されるそうで、とっても楽しみ!
by msreiko
| 2005-07-05 21:06
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